学校に行けなくなって以来、いろいろな所に相談に行きました。面談した臨床心理士さんが、学校に行けないと聞いただけで、勝手に発達障害を前提に対応してきてアタマに来たこともありました。長い順番待ちの末に、かなり有名な病院に診察に伺ってきました。結局、「発達障害ではなく、学習障害でもないので、性格と心理状態に合わせた対応を考えましょう」、ということになりました。
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たくさんの臨床心理士さんにお会いしてきました
まいんが学校に行けなくなって以来、
あちこち相談に伺い、
たくさんの臨床心理士さんにお会いしてきました。
まいんが学校に行けない、と聞いただけで、
「この子供のどこに問題があるのか探さなくては!」
という疑うような視線で、子供を見る臨床心理士さんが本当に多くて、
共感的な理解には至らず、
子供も私自身も本当に疲れてしまい、
「もう臨床心理士さんには会いたくない!」
と思っていました。
最後に、もうこれでやめにしよう、
と思ってお会いした臨床心理士さんが、
とても優しくて、偏見もなく、
まいんの気持ちを素直に優しく受け止めて下さったので、
ようやく、安心してご相談できる方を見つけられたと思っていたのですが、
おめでたで産休に入られてしまいました。。
代わりに大きな病院をご紹介頂いたのですが、
順番待ちがすごくて、何ヶ月も待った上に、
ようやく診察を受けに行くことが出来ました。
誰も彼もが「不登校=発達障害」と思い込んでいる世の中
学校も、行政の相談場所も、フリースクールのスタッフの方でさえも、
「学校に行けない」
と聞くと、発達について詳しく聞いてきて、
ちょっとでも疑いを感じると、
「発達障害では?」
と言った趣旨のことを言ってくる人が多かったので、
もう本当にうんざりしていました。。
私自身も、周りの人にそんなに言われると、
「そうなのかな?」
と段々と思うようになり、
いろいろ調べて、当てはまりそうな記述を見つけては、
「やっぱりうちの子は◯◯障害なのかもな。。」
などと思ったりしていました。
期待せずお会いした児童精神科の先生は意外と優しかった
まいんと伺った大きな病院は、
紹介状がないと診て頂けない、もう、最後の砦、みたいな病院です。
「どうせまた、発達障害、とか疑って、色々言ってくるんでしょ?」
みたいな、ちょっと穿った考えでしたが、
「こういう病院の先生が何と仰るのか、一応聴いておこう」
と思って病院に向かいました。
待合室で待っていたら、
優しそうなお医者様が、わざわざ呼びに来て下さって、
びっくりしてしまいました。
色々と診察して頂いた結果、
まいんは発達障害ではなく、学習障害でもない、
ということになりました。
繊細すぎるところがあるので、
環境が変わるときには、段々と慣れていけるように、
対応を考えて行かなくてはならない、
ということで、
今の
「ホームスクーリング&パートタイム・スクーリング」
にご理解を示して頂けて、
診療計画書には
「評価を必要とするような養育環境上の問題はありません」
と書いて下さいました。
偏見を吹き飛ばして子供の良いところを見ていきたいです
「不登校は親が悪い」
「不登校は子供の異常」
というお考えを持っていらっしゃる方にもたくさんお会いしてきました。
学校に行けないことで困っていたり、傷ついていたりする所に、
さらに追い打ちをかけるみたいに、
心無い対応をされる場面が本当に多かったので、
今回の診断は、
本当にほっとしました。。
私の肩の荷が降りたので、
たぶんこれから、まいんにも良い変化があるだろうと思っています。
穿った見方で伺った大病院でしたが、
行ってみて本当に良かったです。
とにかく、
子供の異常や不適応にばかり目を向けるのではなく、
子供の個性や特性をみながら、
心と身体が健康であることを第一に、
良いところを伸ばしていけるよう、
これからも、子供の心に寄り添いながら、
過ごしていきたいと思っています。