不登校になると一日中ゲームや動画ばかりに夢中になってしまうことがあります。ゲーム三昧は目にも良くないし、制限した方が良いんじゃないか?と思ってしまいます。。でも、やめさせようとすると、いつも子どもと一悶着。。ゲームをしている時の子供の心境や、自分からやめて卒業していくタイミングなどについて、考えてみました。
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「ゲームをやめなさい!」というのに疲れてもう放置。。
我が家のまいんは、学校に全然行っていなかった頃、
一日の大半をスマホのゲームと、動画の視聴で過ごしていました。
もっと違うことしてもらえると良いんだけどなぁ、
本を読むとか、もっとアウトドアで過ごすとかしてくれたらなぁ、
とずっと思っていましたが、
結局私の言ったことなど聞いてもらえないままでした。
私は、
「ゲームは適度なところでやめなさい」
というのも段々と面倒になってしまい、
ほとんど放置状態になっていました。
しまいには、マインクラフトなどを、
たまに一緒にやるようになり、
まいんのすごい建築物を見て、
心底感心したりしていました。
やりたいだけゲームをして、いつの間にか卒業。
で、結局どうなったかというと、
一年くらいのゲーム集中期間を経て、
まいんは自分でゲームを卒業し、
最近はゲームはほとんどやらなくなりました。
動画はまだ見ていますが、
興味のある動画を見て、
工作などの情報を得たりして、
結構有効に活用しているようです。
最近はまっているのは、
スライム作り、スクイーズ作り、お菓子作りなど、
「作る系」のことと、
外で友達と遊ぶことです。
現状、ゲームをほとんどやらなくなったのを見ながら、
「結局、ゲームは、やりたいだけやると、いつか飽きて卒業する日が来るんだなぁ」
「親が言うより、自分で納得しないと、結局行動にはつながらないんだなぁ」
なんてことを、思ったりしています。
もし、やりたいだけやりつくしても、まだまだゲームが大好き!、
というお子さんがいらっしゃったら、
それはそれで、ゲーム制作者などの才能につながるかも知れません。
ゲームは自分を守る防波堤。自信を回復するとゲームはしなくなる?!
あと、気がついたことは、
ゲームをやめた時期と、
自信を回復し始めた時期とが、重なっていることです。
どう関係しているのか、私にはまだ整理しきれていませんが、
まいんは、自信がなくて、外に出ていく勇気が持てない時、
とりあえずゲームをすることで気持ちを紛らわせていたのではないか、
と思ったりしています。
だとすると、その頃のまいんにとって、
ゲームは自分を守る防波堤のようなものだったのかも知れません。
それに、
「ゲームなんてしないでほしい!!」
と思われながらゲームをしていると、
どうしても後ろめたくて自信もなくなりがちですが、
「へぇ! そんなゲームあるんだ!!」
「へぇ! そんなに高いスコア取れたんだ!!」
なんて褒められながらゲームをしていたら、
だいぶ気分も違ってくるし、
場合によったら、ゲームをすることで、
どんどん自信を回復することも出来そうです。
ゲーム時間をコントロールしてもよし、しなくてもよし。
ゲームをやめさせるために、
チケット制を導入して、
たとえば、
「お手伝いをしたらゲーム1時間券を発行する」
「余ったらお金に換えられる」
などといった独自のルールを作って、
うまく行っていらっしゃる方もいるようですので、
放置するのではなく、
ゲーム時間のコントロールを上手く行うことも可能なようです。
お子さんの性格や、ご家庭の事情、その他の状況などによって、
色々変わってくるかと思います。
ただ、まいんのように、
自信を回復して、ゲームを卒業していく子供もいるのだな、
ということで、
今現在、ゲームで自分を守っているお子さんがいらっしゃったら、
しばらく暖かく見守ってあげるのも、
一つの方法かも知れない、
ということを、お伝えしたいなと思いました。