サドベリー・スクールに見学に行ってきました――友達との交流と居場所探し

オルタナティブ教育の一つ、サドベリー・スクールを見学しに行ってきました。家からは遠いし毎日は通えないですが、ビジター制度を利用して、時々通うことも可能だそうです。ほっこり温かい雰囲気で、子どもたちが生き生きのびのびと、自由に楽しそうに過ごしているのが印象的でした。教育理念を良く理解して、考え方が合うなら、ホームスクーラーにとっても、心の居場所になると思いました。
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サドベリー・バレー・スクールってどんなところ?

サドベリースクールというのは、
アメリカのボストンの郊外に1968年に作られた、
サドベリー・バレー・スクールをモデルにして、
世界各地に作られているオルタナティブ教育の学校です。

(サドベリー・スクールについては、「オルタナティブ・スクールの種類と内容」の記事に簡単にまとめておきましたので、そちらもご覧くださいね。)

こちらにサドベリー・バレー・スクールのオフィシャルな動画があるので、
良かったら見てみてください。学校の雰囲気が良くわかります。

日本語の動画は著作権の関係で載せられないのですが、
検索するとたくさん出てきますので、探してみてください。

サドベリー・バレー・スクールの創立者の、
ダニエル・グリーンバーグさんの書かれた、
「世界一素敵な学校―サドベリー・バレー物語」
という本があるのですが、これを読むと、
学校の様子がとてもよくわかります。

この本の中には、ものすごく面白いエピソードがいっぱいです。

読み書きがしたいと思う年齢はそれぞれ違うけれど、
本人が学びたいと思ったらすごい勢いで学び、全く遅れなどなくなり、
サドベリー・バレーでは読書障害がみられないという話、

何年も何年も釣りばっかりし続けて過ごし、15歳で完全に満足、
今度はコンピューターに興味を持ち、17歳で起業、
大学でもコンピュータを専攻し、学費は自分で稼いだ子の話、

池で遊ぶボートがほしくて、学校でパンを売る「事業」を始めた子達の話、

などなど、目からウロコの話題ばかりです。

アメリカのサドベリー・バレー・スクールの豊かな自然や環境を目の当たりにすると、
ため息が出ます。
ここまでの環境は、日本ではなかなか用意出来ないかも知れませんし、
その違いが、教育効果への違いを生むことも、
考えられなくはないと思いますが、
日本での貴重な試みを、大切にしたいと思いました。

学びへのモチベーションを生み出す「人」「物」「空間」の効果

グリーンバーグさんの本を読んでいると、学びのモチベーションづくりには、
大勢で過ごすことによる相乗効果も大きいように、
個人的には思いました。

「他の子供や大人たちが変わったことをしている?!」
と思うと、自分もやってみたくなったり、
子供同士の話の中から、「一緒にやろう!」というモチベーションが湧いてきたり、
しているように思えます。

それから、身の回りの自然や、街や、人々から学んでいることもたくさんあるように思います。

なので、この学校の、
「人」「物」「空間」が、
自ら学ぶ意欲を高める効果を作り出しているように思えました。

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サドベリー・スクールで学べること

「自由には責任が伴うこと」

「自分と同じく他人を尊重すること」

「人との建設的な話し合いの仕方」

「自分の思いを伝えることの大切さ」

「学びたいという意欲が深い理解をもたらすこと」

などを学んでいけると思いました。

社会に出る時に、とても大切なことばかりだと思います。

思い思いの過ごし方が許される

私達がサドベリー・スクールに着いたら、スタッフの方が暖かく迎えて下さって、
スクールの中を一通り案内してくださり、
学校のことを記した書類を見ながら説明して下さいました。

大人だけにお話されるのではなくて、
まだ良くわかっていないまいんに対しても、
同じように目を見ながら説明してくださったのが
とても印象的でした。

学校での過ごし方は、基本的な決まりを守れば、あとは自由です。
私達が見学した学校は、毎日夕方にミーティングがあり、
その日あったこと、感じたことなどを話し合っていました。

あと、週に1回、学校の運営方針や方向性について話し合うミーティングもあり、
見学者の受け入れ許可についてもそのミーティングで話し合われたそうです。
大人も子供も関係なく平等に、一人一票で物事が決められます。

まいんも徐々に自立して活動しはじめる

いつも「ママ、ママ」と、知らない場所で私から離れたがらないまいんですが、
全体説明を聞いた後、
「ここはそれぞれが思い思いに過ごす場所だよ」
と伝え、
「ママはこっちで本を読むことにするから、まいんも好きなことをしていいんだよ」
と言ったら、
「わかった」
と言って、一人でみんなの居る部屋の方に行き、
バランスボールを見つけてゆらゆらと乗りながら、
時々笑っていました。

途中で、心細くなったのか、私のところにきて、
「お茶が飲みたいんだけど、コップあるかな」
と聞きにきました。
「コップここにあるよ。使ったら洗っておくんだよ」
と言うと、
「わかった」
と言って、一人でお茶を飲み、コップを拭いてしまっていました。

なんだか、家に居るときとは違って、
少し自立している感じです。

「今度ここに来る時は、お菓子を作りたいな」
と言って、台所にある道具をチェックしていました。

自分のことは自分で責任をもつことを学ぶ

数時間の滞在でしたが、
帰り際にみんなでその日出しっぱなしだったものを片付ける時間があり、
まいんも、自分が使ったバランスボールや座布団を片付けていました。

家では全然片付けないまいんですが、
ここではだいぶお姉さんです。

家では学べないことを、たった数時間でたくさん学ぶことが出来ました。
スタッフの方々の温かいまなざしと、
子ども達の落ち着いた哲学者のような目が、
とても印象的でした。

また伺えるのをとても楽しみにしています。
ありがとうございました。

<関連記事>
◆オルタナティブ・スクールの種類と内容

◆ホームスクールをはじめよう――その3 「我が家でやっていること:交流編」

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