家庭でできるアクティブ・ラーニング! 文部科学省による新しい学習指導要領で重要視されている「主体的・対話的で深い学び」を、ご家庭でも実践可能な形で導入できるようなアイデアを考えるシリーズ、第2回の今回は、調べ学習のテーマの決め方についてです。
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雑誌の記事をつくるつもりで始めよう! まずは面白いテーマ=ネタ探しから
雑誌の記事作りって、よくよく考えてみたらモロに「調べ学習」じゃないかと思います。
なので、これを読んで下さる皆さんも、
「雑誌の記事をつくろう!」
と思って始めて頂けると良いんじゃないかと思います。
(「雑誌の記事」だけでなく、「YouTubeの動画」でも、「本」でも、「壁新聞」でも、なんでも良いので、人に伝えるための得意な方法を考えてみて下さい!)
ちなみに、書いた記事などの制作物を、誰に見せたいのか、
伝えたい人を想定しておくと良いです。
(例えばお父さんお母さんとか、友だちとか、自分自身とか。。)
あとあと記事づくりの方針が決めやすくなります。
0)基本の姿勢(いつも好奇心全開で、すぐメモを取る)
毎日の何気ない生活の中でも、テレビを見ても、外を眺めても、
「あれ?これ記事に行けるかも??」
と思ったら、すかさずメモを取ると良いと思います。
「ネタノート」
みたいな、疑問に感じたことを書いておく小さなノートや、
カードなど、
ご自身に合ったネタの残し方をぜひ考えてみて下さい。
ちなみに、我が家の場合は、
カードを用意して、一枚のカードに一つの疑問点(ネタ)を書くようにしています。
そうすると、後で並べて一覧したり、
似たカードを並べて内容を統合したり、整理することもできます。
1)外からの刺激を受ける
記事のテーマを見つけるって言っても、
ただぼ~っとしていたら、
元々空っぽの頭にはなかなかアイデアが浮かんできません。。
犬も歩けば棒に当たる、という感じで、
あちこち動き回ったり、ネットを検索したり、本を読んだり、
展示会や博物館に出かけたり、
街をぼ~っと眺めたり、野山を散歩したり、
とにかく、刺激を受けて、いろんな情報をアタマにインプットしたり、
しているうちに、
「あれ? ◯◯ってどうしてこうなんだろう?」
なんて、ギモンが浮かんでくる瞬間があったりします。
この瞬間、すかさずメモを取るのが大切です。
2)浮かんだ疑問をもうちょっと掘り下げてみる
1)でギモンが浮かんだらしめたものです。
このだいじな「?」を大切に育てていきましょう。
まずは、1)でのギモンについて、
関連する本や、ネットの解説記事を読んだりしてみましょう。
動画ももちろん良いです。
最初は、概略がつかめるような、
詳しすぎないものがおすすめです。
図や表があって、目で見てわかるようなものだと尚良いです。
調べていくうちに、さっきのギモンが記事のネタとしてふさわしいかどうか、
だんだんわかってくると思います。
簡単にわかってしまって1つの記事にはなりにくい場合もあるでしょうし、
逆に難しすぎてすぐには手に負えないこともあるかも知れません。
でも、たいがいは、
さっきのギモンについて、もっともっと調べてみたくなるだろうと思います。
そうなったら、それこそが、
今回の記事のテーマになります。
このワクワクするような「?」を大切に、
次のステップに進みましょう。
<第3回につづく>