サイトアイコン 青空ホームスクール

ホームスクーリングで友達や居場所を作って社会性を身につけるには?

ホームスクールをする際、家に居るだけではエネルギーが有り余ってしまいます。また、人との交流から学ぶことはとても多くて、家庭だけではなかなかフォローしきれない部分です。人との交流の機会として、アート、スポーツ、キャンプ、自然体験、など、今我が家でおこなっていることを挙げてみました。
**********************

1)家族

家族は人間関係の基本ですし、一番身近です。
親子関係はもちろん大事だと思います。
私達両親とまいんとの付き合い方については、
しょっちゅう迷ってばかりですが。。。

まいんは一人っ子なので、兄弟姉妹がいたら、
今よりもっと安心して落ち着くんじゃないかと思ったりもしますが、
その代わり、従姉妹とはとても仲良くさせてもらっています。

両方の、お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、
伯父さん、伯母さん、飼っている犬や猫、
なども、家族や人間(?)関係に含めると、
かき集めれば結構な数になります。
ちょくちょく集まる機会が持てれば、色々学びが多いです。

2)近所の友だち

今住んでいるところの近所の子達は、
すごく優しくて気の良い子が多いです。

学校に遅れて行ったり休んだり、しょっちゅうしているのですが、
嫌なことを言ったりする子はまず居ません。

学校に行くと、友達が集まってきて、「良く来たね!」
と言って喜んで、手をつないで教室に入ってくれるそうです。

学校の雰囲気とか、先生達の教え方もあるのだと思います。

ただ、休んだ日は、放課後も遊ぶことはほとんどありません。
「体が元気な日は学校に行く!」
と、みんな思っているからですね。

なので、友達と遊びたい日は、
まいんはちょっと頑張って途中からでも学校に行ったりしています。

3)習い事

まいんは習い事を、月に1回のも含めて、4つしています。
水泳などのスポーツ系が2つと、ピアノと絵など、芸術系が2つです。
それぞれ、1時間くらいですが、学校以外のお友達がたくさん出来て、
良い気分転換になっているようです。

4)スポーツ少年団

小学校でおもに週末に活動しているスポーツ少年団に入りました。
なんと!まいんのクラスの子だけやたら多くて、
3分の1以上の子が同じサークルに参加しているそうです!!
土日のどちらかは、汗をいっぱいかいて、体を動かして、
とても良い経験をさせて頂いています。

5)キャンプや自然体験サークル

家の近辺で開催されている自然体験教室や、野外キャンプに、
時々友達と参加しています。

それから、別のところでも、子供向けキャンプにちょくちょく参加していて、
指導者の方々にも覚えて頂いています。

まいんはキャンプが大好きで、
壁にキャンプの思い出写真を貼り、
次のキャンプを心待ちにしています。

どちらのキャンプも、毎回募集ですが、慣れてくると顔なじみの人が増えてきて、
イベントが終わった後も、
「キャンプの◯◯ちゃんがね・・・」
などと話しています。

夜早く寝て、朝早く起きるし、
自分の身の回りのことは全部自分でやらなくてはならないので、
キャンプから帰ってくるたびに、シャキッとして、
すごくお姉さんになっています!

それから、川を登ったり、カヌーに乗ったり、馬に乗ったり、等々、
普段しないことで、いつもより勇気の要ることを、
「えいっ!!」
と乗り越えることで、自分に自信がつくようです。

親のいないところで、他の子供達やよその大人の方とで過ごすことで、
自立と自律が促されるようです。
キャンプは短期間で、ぐっと心の成長を促してくれて、
得られるものがとても多いです。

6)オルタナティブ・スクール

この間見学させて頂いたサドベリースクールには、
ビジターとして時々参加させて頂くつもりです。

◆サドベリー・スクールに見学に行ってきました――友達との交流と居場所探し

だいぶ遠いですが、
とても優しい雰囲気で、癒される空間で、
民主主義の社会で、「人と関わりながら生きていく術」、を学べます。
それから、「自分の興味を追求して自ら学ぶ方法」、を学べます。
良いところが見つかったので、私も安心しました。

7)町内会の行事に参加

我が家のご近所は結構町内会の活動が活発です。
人手が足りなくてお手伝いを頼まれることもときどきあります。
そういう時は、まいんを連れて出来るだけ多く出るようにしています。

◆ホームスクールで社会性はちゃんと身につくのか?

そうすると、色々な年代のご近所の方々とも親しくなれますし、
一緒にお手伝いに伺うと、まいんのこともとても可愛がって下さいます。

「ちょっと学校好きじゃないんですよね~」
なんて話すと、
「そうねぇ、今は色々大変みたいね~」
なんて話になったりしますが、
皆さん優しいし、外でお会いするとお声をかけて下さいます。

近所に子供のことを優しく見守って下さる方がたくさんいると、
とてもとてもありがたいし、子供のためにも良いことだと思っています。

8)放課後クラブや塾

ずいぶん長いこと居場所探しをしていましたが、
結局隣町の「体験学習の塾兼放課後クラブ」というところを見つけて、
そこに通うようになってから、
まいんも私もしっくりくる居場所を見つけられた!
と、すっかり落ち着きました。

◆子供の居場所探し―塾や放課後児童クラブも十分居場所になるかも?!

放課後クラブなので、集まるお子さんは皆さんほとんど普通に学校に行っているお子さん達で、
しかも男の子が多いので、正直かな~り元気です!
最初はついて行けるかな?と思ったのですが、
ぎゃーぎゃー大声を出してはしゃいでいる様子を見て、
心配も吹っ飛び、本当に良かった良かったと思っているところです。

不登校だから不登校生の集まる場所へ、
と思わなくても、しっくりくる居場所はいろいろ有りうるので、
ぜひぜひお子さんに合う場所を探してみてくださいね。

こう書くと、なんだかすごくたくさん交流の機会を持っているように見えますが、
キャンプや習い事などは回数は少ないですし、
日常的には、家族、友達か、今度見つけた放課後クラブか、
という感じで過ごしていこうと思っています。

<関連記事>

◆ホームスクールに役立つリンク集―ホームスクーリングのサポートも

◆ホームスクーリングの勉強や学習、教材などはどうしたら良いの??

◆ホームスクーリングで自然・科学・社会などの体験学習をするには?

◆ホームスクールの時間割―生活リズムとやることリスト

◆ホームスクールで社会性はちゃんと身につくのか?

◆ホームスクールを支える仕組みがほしい―経済、仕事、時間、体力、等

◆日本でホームスクーリングを行うデメリットと改善策1―困難ポイントのまとめ

◆日本でホームスクーリングを行うデメリットと改善策2―改善のアイデア

◆最近の生活リズムと学習や学びのようす

◆社会性が不安?ホームスクーリングの利点、メリットとは何か?

◆オルタナティブ・スクールの種類と内容

◆サドベリー・スクールに見学に行ってきました――友達との交流と居場所探し

◆学校の必要性について考える 1)――基本的な知識を身につける(学習)

◆学校の必要性について考える 2)――学校は社会性を身につける場なのか?

◆学校の必要性について考える 3)――子供どうし共感し合える仲間を得る

◆学校の必要性について考える 4)――親子それぞれの独立を促す

モバイルバージョンを終了