理科が大好きになるおすすめの方法―外に出て見る・聴く・体験することの大切さ

「好きこそものの上手なれ」と言いますが、理科は何より、見たり、聞いたり、体験したりして、対象物を好きになることが大事だと思っています。好きなものを見つけるには、まずは外に出て、あちこち歩いてみることをおすすめします。一度見たことがあって、それがちょっと好きだったりすると、あとで教科書などに出てきた時にも、興味を持って、親しみを持って、学ぶことができます。
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まずは好きなものを見つけよう!

小さい子供が、虫が大好きで、虫のことばっかり話していたり、
電車が好きで、電車にやたら詳しくなったり、
お近くにもそういうお子さんがいらっしゃるのではないでしょうか?

私は、そういう、「好きなもの」、を子どもに見つけてほしいといつも思っています。

まずはあるものを「好き」になることで、
「調べよう」
「観察してみよう」
という気持ちにつながるからです。

調べる、観察する、というのは、
理科の基本だと思います。

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好きなものが見つからないなら、探しに行こう!

家で寝てばっかりだったら、
たとえば「ナナホシテントウ」が大好きになる、
なんていう日は、いつまでたっても来ないかも知れませんが、

公園でお花のそばにナナホシテントウが歩いていたら、
「あれ? この虫はかわいいな」
なんて思って、
「もっと調べてみよう!」
と思うかも知れません。

そこが、スタートだと思います。

まずはとにかく、外に出かけよう!

とにかく、
お近くの公園でも、畑でも、動物園、植物園、科学館、図書館、
どこでも良いので、
まずはお出かけしてみてください。

別に、「好きなものを探そう!」なんて血眼になる必要はないです。

ただブラブラと、気楽に歩き回っているうちに、
「あれ?」
と目に留まったものがあったら、
スマホがあればすかさず調べてみてください。

なければ、持って帰れるなら試料を持ち帰るか写真を撮って、
お家で調べてみてください。

たった一つの小さなかけらが鳥好きになるチャンスだった

例えば、私とまいんとで、田んぼ道を歩いていたときのこと、
まいんが、小さな水色のかけらを見つけてきました。
よーく見ると、鳥の卵のからのように見えました。

スマホで画像検索をしてみたら、
どうやら「ムクドリ」という鳥の卵のかけらのようでした。

それから、ムクドリの動画を見たり、
鳴き声を聞いたり、
ムクドリの生態について調べたり、
ムクドリについてずいぶん調べました。

それ以来、まいんは鳥を見ると、今までより種類の違いに敏感になり、
他の鳥にも、興味を持ち始めました。

「未来へのタネ」をまくつもりで、たくさん体験してみよう!

私は以前仕事で、科学者の方のご研究室を訪問させて頂いて、
お話を伺い、実際の研究現場を見せていただいていました。

研究者の方々は、
まず何より、研究対象が圧倒的に「好き!」です。
愛があります!

それから、原体験として、
小さい頃自然の中や、何か大好きな物を通して、
たくさん遊んだ記憶を大事にしている方が多いです。

そうした体験が、
「知りたい」
「調べたい」
というモチベーションにつながっているように思いました。

伺う前には、たくさんの資料を読んで伺っていたのですが、
実際に現場に伺って見たり聞いたりするのは、やはり全然違います。

「百聞は一見にしかず」
と言いますが、
とにかく、
「見たり」「体験したり」「感じたり」
することが、
とても大切だと思いました。

別に科学者を目指していらっしゃらなくても、
いつ、どこで、何が、どうつながるか、わかりません。

小さい頃の原体験が、大きくなってから、
何か行動を起こすきっかけになるかも知れません。

なので、たくさんの「未来へのタネ」をまくつもりで、
良かったらぜひ、色々な経験をしてみてくださいね。

どんな芽が出るか、楽しみに待ちましょう。

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