昨日はまいんが前々から「学校に絶対行く!」と楽しみにしていた日でした。私も朝からお弁当を持って近くの大学の図書館に行き、一日本を読んで過ごしました。久々に一人の時間をゆっくり楽しみました。たまには自分の時間を持つのって本当に大事だなぁ、と思いました。
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久々に朝から自分の時間が取れました
昨日ははまいんの学校で音楽会がある日でした。
まいんはこの日のために、毎日毎日一生懸命練習してきました。
「絶対行く!!」
と楽しみにしていたので、
その日は前々から、私の予定が立つ、珍しい日でした。
朝、まいんを送り出してから、
自分用のお弁当を持って、
リュックを背負って、
出発しました!
行き先は、裏山の向こうの図書館です。
情報のインプットとアウトプットのバランスを取るのが大事かも
最近、「毎日ブログを1記事書いて投稿しよう」と、
結構がんばっていたのですが、
本を読んだり何かを体験したり、
何かしらの情報をインプットする機会が少なくなっていたので、
アウトプットもしにくくなっていました。
最近読みはじめた「論語」に出てくる言葉で言うと、
「学びて思わざれば則ち罔 (くら)し、思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し」
というやつでしょうか??
なので、図書館に行って本を読むのを楽しみにしていました。
やっぱり、インプットとアウトプットは、
両方バランスを取りながら、
が良いなと思いました。
無知無能を痛感していた
「まいんのことはホームスクールで教育していこう」
「学校はお友達との交流の場と割り切ろう」
と思うようになってから、
自分の教育に関する知識がとっても貧弱であることを改めて思い知らされました。。
なにしろ、
「どうやったら子どものやる気を引き出せるのか?」
「引き出したやる気をどうやって保持したら良いのか?」
「何かを集中してやり始めたあと、発展性を持たせる方法は?」
「どこまで手を出して、どこから黙って見守るべきか?」
「子どもの心を育てるのに必要なことは?」
「ほめて自己肯定感を育むことと、しつけなどの指導とのバランスのとり方は?」
などなど、、、、年がら年中、疑問だらけです。
一応、教員免許は持ってますし、
教育関連の経験もあるはずなのですが、
この疑問点のオンパレードを前にして、
そんなもの、「焼け石に水」っていう感じです。。
「私、ろくな知識ないな。。。もっと勉強しなくては!」
と毎日思っていました。
今日読んで面白かった本!!
今日は、図書館に着いて最初に、
本棚から5冊本を選び出して、
窓際の椅子に座り、
パラパラめくって読みやすそうな本から読んでいきました。
結局、本全体を読み終わったのは1冊だけでしたが、
とても印象に残る一冊でした。
IB教育がやってくる! 「国際バカロレア」が変える教育と日本の未来 江里口 歡人 著
国際バカロレア、というと、
何となく、エリート教育のようなイメージを持っていましたが、
本書で知ったその教育内容は、
教科にとらわれず、
子ども主体で授業の流れも子どもの興味に合わせてどんどん変わっていき、
学問的なことにとどまらず、人としてのあり方まで育て、
世界に羽ばたく人材を育てる、
とても魅力的な教育法でした。
それに、著者の江里口先生の、
子どもを見る愛情のこもった優しいまなざしや、
既成概念にとらわれない柔軟な考え方が、
とても印象に残りました。
IBの授業は子どもの出方次第で縱橫に広がる
IBの授業の内容は(私のうろ覚えで恐縮ですが)、例えばこんな感じです。
ある日の授業、
子どもたちの対話が始まり、
最初は地球と人との関係について、
互いのイメージを出し合っていたのだけど、
段々と生物とそれに寄生する生き物の話になり、
最後は生物学の話にどっぷりはまっていく、
といった感じです。
子どもは興味を持ったことを一番良く学ぶので、
授業のデザインは子どもたちの出方によって変わっていき、
先生も子どもたちの興味に従って縱橫に分野を横断しながら、
波に乗りながら、子どもたちの世界を広げていく。
そういう印象を持ちました。
(先生は幅広い知識がないと対応できないので超大変そうです!)
また、レポートなどで自らの考えをまとめてアウトプットすることも、
重要視されているようです。
IBについては、また別の記事も書いてみたいなと思いました。
理想のクラスの人数は?
江里口先生は、
究極的には一人一人個別のアプローチをとることが理想的であるとの文脈で、
ホームスクーリングにも触れていらっしゃいました。
ただ、対話の授業など、
ある程度以上は居たほうが教育効果が高いという面もあるようで、
適正な1クラスの人数は10~25人、
という記述もあり、それもなるほど、と思いました。
そういえば、前にお伺いした教育家の先生も、
「先生1人で教えるのは10人までにしないと、ざわついてしまう。」
と何度も仰っておられました。
経済的なことを抜きに理想を言うと、
生徒10人に先生1人くらいの割合で、
子どもたちのその時その時の状態に合わせながら、
授業を進められると、良いのかも知れませんね。
これから日本でも、国際バカロレアのカリキュラムを導入する学校がどんどん増えるようです。
また、大学入試のシステムも変わります。
今までの受け身な学校教育にフィットしなかったお子さんにとって、
選択肢が増えると良い機会だろうと思っています。
「五月雨登校」じゃなくて「パートタイムスクーリング」?!
ほかに、いくつかの本をパラパラと読んでいました。
学校は義務じゃない エデュケーションアザワイズ 著
この本は、イギリスでホーム・エデュケーションをされている方の実践記なのですが、
外国のホームスクーリング事情がとても身近に感じられて、
ぜひ今度、最後まで読んでみたいなと思っています。
うちが「五月雨登校」と言っていることを、
「パートタイムスクーリング」
と言っていたりして、
「なんか、、、お洒落?!」
と思いました。
今度から、
子どもが学校に行く日は、
「パートタイムスクーリングしてるね!」
とか言ってみようかと思います。
ほかにも、
チャータースクールの本や、きのくに子どもの村の本など、
読みたい本がまだまだありました。
とにかく、面白いことを知ることが出来て、
とても満足な一日でした。