一緒にホームスクールを始めましょう! 「不登校」って、なんだかネガティブなイメージがありますが、ホームスクーリングでは、家で自由に学びの範囲を広げながら、子供のペースに合わせて、丁寧に、深い理解をめざすことが可能です。まずはお母さんとお子さんの心を癒やして、元気を出して、それから徐々に、新しい学びの方法を見つけて行けたらと思っています。
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はじめまして。
里山さとです。
このブログを作ってみようと思ったのは、
娘のまいんが小一の一学期に、
「学校に行きたくない」
と言い出したことがはじまりです。
小学校一年生で学校に行きたくなくなってしまった。。
自立心の旺盛なまいんは、
理由の分からないことを人から強制されたり、
機会的に丸暗記したりすることが苦手のようでした。
それに、人の気持を丁寧によく察するので、
周りのたくさんの大人や子供の様々なエネルギーに
圧倒されていたのかも知れません。
いくつも病院にも行きましたが、
発達に遅れはなく、対人力もかなりあるとのことでした。
でも、学校の話をするだけで、体中にじんましんが出て、
夜も眠れませんでした。。
じーじーに買ってもらった可愛いピンクのランドセルは、
結局ほとんど使われないまま一年が過ぎました。
遠くに暮らすじーじー達には、
「ランドセル、使ってないんだ。。」
って言いだせずに、電話のたびにあれこれごまかしながら過ごしていました。
ピカピカの一年生なのに、
みんな、楽しそうに学校に行っているのに、
どうしてうちの子は、行きたくなくなっちゃったんだろう?
この子の将来はどうなっちゃうんだろう?
毎日、毎日、心配で、心配で、ドキドキして、
暗~~い気分で過ごしていました。
外に出られなくなってしまった。。
当時住んでいたのは地方都市でしたが、
近所の人達の視線も痛くて、
外にもなかなか出られなくなってしまいました。
仲良しだったお友達も、
全然遊ぶ機会がなくなってしまいました。
そんなある日、
まいんが、夕方になって、大泣きし始めました。
「・・・、きょうも・・・ぜんぜん・・・たのしいことが・・・なかった・・・
・・・もう・・・ゆうがたに・・・なっちゃった・・・いちにちが・・・おわっちゃう・・・」
しゃくりあげながら、絞り出すように出てくる言葉は、
痛々しい、悲痛なものでした。。
「このままではいけない!!」
何とかしなくては、と真剣に思いました。
でも、通える範囲には、
私立の小学校も、
フリースクールも、ありませんでした。
車で遠くまで学校を見学しに行く
まいんと二人で、小さなクルマに乗って、途中車中泊もしながら、
どこまでもどこまでも、出かけていきました。
一番遠いところは家から300キロ離れていました。
体験入学したまいんは、どこへ行っても大喜びで、すぐに友達をつくり、
「帰りたくない~~」
と言っていました。
ものすごく久しぶりに見る、まいんの心からの笑顔でした。
そして私自身も、そういった場所で、
心から正直に、気持ちを分かち合える人達に出会い、
ものすごく安心して、
気がついたら、笑顔が増えていました。
結局、そうした学校は、
遠すぎたり、授業料がすごく高かったり、子供だけで寮生活だったり、
色々な条件を考慮すると、私たち家族には選択出来なかったのですが、
「自分たちと似た考えで、理解してお互い分かち合える人達が、
この日本にも、たくさんいるんだ!」
と思えただけで、何だか元気がわいてくるようになっていました。
開き直ってホームスクールをはじめる
だんだんと元気が出てきた私は、
「どうせ通える学校を見つけられないなら、
ホームスクール作って勝手に楽しく過ごそう!」
と開き直り、せっせと情報集めをしました。
世界には、もっと自由で、多様な学校があることがわかりました。
国土の広い国などでは、
「ホームスクール」はとても一般的な教育方法であることも。
例えば、アメリカの検索サイトで、
“homeschool”
で検索すると、
星の数ほどたくさんの情報が出てきます。
アメリカの大統領には、ホームスクールの出身者がたくさんいるそうです。
子供の個性に合わせたオンラインの通信講座も、
ものすごくたくさんありました。
「『不登校生』じゃなくて、
『ホームスクーラー』になれば良いんだ!」
そう思ったら、私はものすごく気分がスッキリしました。
人生に一度しかない子ども時代、
どうせなら、まいんには、自信を持って、胸を張って、
生きて行ってもらいたいと思いました。
それからは、毎日、違うところに出かけて、
色んな刺激を受けるように、
たくさんの興味の種を拾えるように、
過ごしていました。
そうこうしているうちに、
まいんは段々元気を取り戻し、
笑顔が増えて、お友達ともよく遊び、
好きなことも熱中して取り組むようになりました。
やっぱりお母さんの元気が何より
前と今とで、何が違うんだろう?
と、時々考えます。
周りの人を含めた環境も、もちろん、とても大事だと思います。
ですが、それより何より、
母親の私が元気を出して、張り切って行動し始めた頃から、
歯車が良い方向に回り始めた気がしています。
考え方が変わり、
行動も変わり、
出会う人が変わり、
行き着く場所が変わりました。
お母さんの元気は、
子供の元気の素なんだな、
と改めて気が付きました。
だから、お母さんが元気になるようなことを、
一緒に共有していきたいと思っています。
真っ暗な中で、「どっちに行けば良いのかもわからない」
と立ち止まっていた、あの時の私自身に、
「大丈夫。わかりあえる仲間がいるよ」
「大丈夫。こんな情報もあるよ」
「大丈夫。そばに居るよ」
「大丈夫。こんな考え方もあるよ」
と伝えるつもりで、書いていきたいと思います。
お母さんがどしっと安心していてくれたら、
子供も安心です。
お母さんという、「安全基地」があるって思えるからです。
「安全基地」を確保できたら、
ちょっとくらい怖くても、
世界を探検しに行けるようになると思うのです。
いざとなったらいつでも、「安全基地」に戻れば良いんですから。
お母さんの元気はどこからわいてくるの?
では、どうやったらお母さんの元気が出るのでしょうか?
子供が他の子とは違う道を進んでいると思うと、
心配で心配でたまりませんでした。
私自身、必要としていたのは、
1)分かち合える仲間
2)十分な情報
3)適切な支え
4)パラダイムシフト(「世間の常識」的思考からの脱却)
でした。
「まずはお母さんの元気が出るように」
そして、
「親子それぞれ、毎日を楽しく過ごせるように」
願っています。
そうしたことに役立つ情報を、
どんどん載せていきたいです!
それから、子ども達に、
「ホームスクールで育つのって、素敵だよ!」
「世界はこんなに広い! あなたたちの未来は明るくて、希望でいっぱいだよ!!」
って伝えて行きましょう!
良かったらぜひ、ゆる~い感じで、
「青空ホームスクール」、一緒に開きましょう。
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