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学校の必要性について考える 1)――基本的な知識を身につける(学習)

学校の意義はどんなものでしょう? 学校に行かなければ絶対に出来ないことがあるのでしょうか? 私の考える学校の意義は、1)基本的な知識を身につける(学習)、2)社会性を身につける、3)共感できる仲間を得る、4)親子それぞれの自立を促す、ことです。1~4)それぞれについて、学校の意義と、ホームスクールの可能性について考えてみました。第1回は学習編です。

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学校はそもそも必要なのか?

学校というのは、そもそもなんで必要なのかな?
こんなに行きたがってないのに、どうしても行かせないとだめなのかな?
といったことは、何度も何度も考えました。

そもそも学校制度なんて、人類の歴史ではごく最近始まったことみたいですし、
大昔の子ども達は学校など行かずに過ごしていたんだし、
なんてことも考えました。

そうは言っても、
毎日学校に行かずに、無気力に家で過ごしている子どもを見ていると、
とてもとても心配になってしまいました。

私が考える学校の意義

色々調べたり考えたり、散々しましたが、
私が考える(通常の)学校の意義は、下のような感じです。

1)基本的な知識を身につける(学習)
2)社会性を身につける
3)共感できる仲間を得る
4)親子それぞれの独立を促す

1)から順に、考えていきたいと思います。

意義1)読み書きそろばん、といった、社会で生きていくのに基本的な知識を身につけること。

学校でなくても可能
(但し、学年が進むに従い段々親だけでは難しくなる)

読み書きそろばん的なことも、
本人が学びたくなったらで良い、という考え方もあるのですが
(たとえばサドベリー教育など)、
うちのまいんの場合を見ていると、
他のお友達と比べてあまりに勉強が遅れてしまうと、
それだけで自信をなくしてしまうように思ったので、
ちょっとずつテコ入れしながら、一緒に勉強に付き合っています。
読める漢字が増えたり、出来る計算が増えたりすると、
外に出かけたときなど、とても嬉しそうです。
近所のお友達と遊ぶときも、みんなと同じくらいはできる方が、
違和感なく遊べます。

漢字の書き取りが苦手なまいんですが、
算数は得意で、お買い物ごっこなどを通して、
四則演算はもちろんのこと、学年で言ったらかなり先のことまで学んでいます。。
キッチンでお料理と理科の実験を兼ねたおままごとをすることもあります。
国語、算数、理科、社会、といった教科の枠にとらわれず、
身近なことから興味を広げていく学び方は、
まだまだ拙いですが、探究型学習と言っても良いかなと思います。

家で学ぶメリット

マイペースで、どんどん楽しく進められるのは、
家庭で学ぶ利点かな、と思います。

探究型学習で興味を深く掘り下げたり、幅を広げたりしていくうちに、
不登校の子ども達の中には、
「学校を学びの場として利用しよう」
という意欲がわいて、学校に積極的に戻っていく場合もあるそうです。
異才発掘プロジェクト「ROCKET」不登校の特権を生かして、自由に学ぶ

家で学ぶデメリット

家で学ぶマイナス点としては、
(特に子どもが小さい場合)親のエネルギーがすごく必要なこと!
です。。。

学校に行ってみんなと学んで来てくれたら、
親は自分自身の仕事や家事などに集中できます。

家で過ごす場合は、塾や家庭教師、
科学館や図書館、動物園、水族館、など様々なリソースも活用しつつ、
学習面をサポートしていくのが良いかも知れません。

<関連記事>
「学校の必要性について考える2――社会性を身につける」
に続く。

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