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中学卒業後の進路を考える2―日本に居ながら16歳で大学進学って可能?

海外の大学には入学時の年齢制限がほぼ無いところもあります。通信制なら日本に居ながら「16歳で大学生」も可能です。なんか格好良くないですか?! また、高卒認定試験は16歳になる年度から受験でき、日本の大学に飛び入学(飛び級)で進学も可能ですし、海外の大学にも通用します。「不登校」なんてネガティブな言葉ふっ飛ばして好きなことを楽しく学びましょう! 調べてみたことをまとめておきます。
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高校卒業程度を認定する試験も複数ある

1)高卒認定試験(正式名称:高等学校卒業程度認定試験)

文部科学省のホームページによると、高卒認定試験は、

受験しようとする試験の日が属する年度の終わり(平成29年度試験については、平成30年3月31日)までに満16歳以上になる人が受験できます。

とあります。
ですので、中学校を卒業した年から、受験資格があるようです。

年に2回試験がありますので、仮に第1回で一発合格できたら、
お誕生日によっては15歳のうちに高卒認定試験をパスすることも可能です。

証明書類は英文でも発行してもらえます

2)GED(General Educational Development)

ちなみに、高卒認定試験に似た試験として、
アメリカのGED(General Educational Development) という試験もあります。

これは国籍関係なく、日本でも東京と大阪で受験できます。
アメリカ国内では受験可能な年齢が16~19歳と、州によってまちまちですので、
日本で受験する場合の基準については、問い合わせたほうが良さそうです。

日本での進学も考えている場合は、
高卒認定試験の方が知名度も高く、何かと便利のようです。

日本の大学の飛び入学制度

日本の大学にも、まだ少ないですが、
17歳で入学できる飛び級(学年スキップ)の制度を実施している大学があります。

平成30年度入試における飛び入学実施大学

平成30年度入試では、
千葉大学、名城大学、エリザベト音楽大学、
会津大学、日本体育大学、東京藝術大学、京都大学で、
17歳の飛び入学入試が行われるようです。

大学入学に関する教育上の例外措置(いわゆる飛び入学について)

こちらのページには、高卒認定試験の全ての科目に合格し、
満17歳に達し、大学が認めた人には、
教育上の例外措置として、大学入学資格が認められる、
とあります。

詳しくは上のリンクや各大学の情報を御覧くださいね。

海外の通信制大学には年齢制限が実質無いところもある

海外に住んで大学に通うには、ものすごくお金もかかりますし、
ハードルがとても高いですが、
通信制大学なら、日本に住んだままでも入学できて、
かなり可能性が高まると思います。

英語の要件も、そんなに高くありません。
費用もそんなにかからないところもあります。

私が個人的におすすめなのは、

イギリスの
The Open University
です。

全部見るのが大変なくらい、様々なコースがあり、
学部も、大学院もあって、博士号まで取得可能です。

基本的に入学は16歳以上のようですが、
16歳未満の場合でも個別に検討して頂けるようです。
Policy for the admission of applicants under the age of 18

ちなみに、The Open Universityには、
英語以外の入学要件は無いようですので、
高卒認定も要らないかと思います(詳しくは個別にお問い合わせが必要かと思います)。
http://www.openuniversity.edu/study/admissions-applications/entry-requirements

英語で必要なレベルはIELTS のスコアで5.5程度だそうです。
(英検2級より少し上、TOEIC 600~740点、という感じのようです)

とりあえず無料のオンラインコースで試してみては?

いきなりお金を払って大学に入学するのはちょっと尻込みしちゃう、という場合には、
とりあえず、

Coursera

edX

といったサイトで、無料で海外の大学の授業を体験してみて、
ちょっと自信がついたら、
行きたい大学を見つけて申し込んでみるのも良いのではないかと思います。

無料の英語コースもありました。
TOEFL® Test Preparation: The Insider’s Guide

海外の大学に行く際に必要なTOEFLテストのための
13週間のコースが無料です!

学校に行ってないと時間いっぱいありますし、
ぜひぜひ目標を持って、楽しい未来を創っていってほしいと思います!


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