先日論語を勧められたので、子供用の論語本ですが、初めてじっくり見てみたら、素敵なことがたくさん書いてありました。2500年前に生きた孔子先生は、生きていく上で一番大切なことは「恕(思いやりの心)」だと仰ったそうです。教育の場でももちろんそうなのだと思いました。最近のニュースを見ても、本当にそう思います。
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論語って古臭いものだと思っていました。。。反省。。
先日、お医者さんにかかった際に、論語を勧められました。
私はお恥ずかしながら今まで、
あまり中国や日本の古典を読んだことがなく、
実家の母がまいんのために送ってくれた子供向けの論語の本も
長い間本棚に入ったままでした。。
この本の、44ページには、こんな言葉がありました。
子貢問いて曰わく、
「一言にして以って終身之を行うべき者有りや。」
子曰わく、
「其れ恕か。己の欲せざる所、人に施すこと勿かれ。」
「先生、人が生きる上で一番大事なことを一言で言うとしたら何でしょう。」
と、子貢さんというお弟子さんが孔子先生に質問をしたところ、
孔子先生は、
「それは恕(思いやりの心)だよ。自分がしてほしくないようなことを人にしてはいけないよ。」
といった意味のことを仰った、というお話だそうです。
子どもと接する時は特に、仁恕を心がけたいと思います
ごくごく当たり前のことに思えますが、
私自身、わざとでなくても、
気が付かない所でこういうことをしてしまっていることは案外多いと思っています。
幼くて純粋な心の人達(子どもたち)とお付き合いさせて頂くときは、
特に、このことを心に留めておきたいし、
常に一歩引いて、自分の行動を客観視できる人でありたいと、
改めて思いました。
ちなみに、「恕」と似た言葉に「仁」があるそうで、
不勉強な私は初めて知りました。
恕は、自分を基準にした思いやりで、
仁は、相手の立場に立ったより高度な思いやりである、
という解説も見かけました。
思いやりがあったらもっと違う風になってただろうな、
と思うようなニュースも見かけます。
そんな中、この言葉がより身近に感じられました。
いつも自分自身を振り返りつつ、
こうした言葉を、大切にしていきたいと思います。